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白内障・老視
多焦点(2重焦点・3重焦点・焦点深度拡張型(EDOF))眼内レンズ

多焦点眼内レンズとは

多焦点眼内レンズは近くから遠くにピントが合う遠近両用の眼内レンズです。通常の単焦点眼内レンズと比べ、白内障手術後の生活におけるメガネの必要性が大きく減少します。
遠方と近方にピントが合う2重焦点眼内レンズは手術後の眼鏡の依存度を低くでき、仕事や趣味、スポーツなど、活動的な生活を送りたい方に向いているレンズです。すべての距離が眼鏡なしで見えるわけではありませんが、遠くと近くが見えることで日常生活は非常に楽になります。また当院では3重焦点眼内レンズ(ベルギー製)も日本で一番最初に挿入しています。

この眼内レンズでは、50cm~1mくらいの中間距離での見え方が、2重焦点眼内レンズに比べると良くなりコンピュータ画面もより良く見えます。メガネをかけたりはずしたりする煩わしさから解放され、より高いQOL(生活の質)を目指すレンズです。

多焦点眼内レンズを使用する白内障手術 -選定療養-

2020年4月より多焦点眼内レンズを使用する白内障手術は「選定療養」と「自由診療」を選択できる事になりました。選定療養による多焦点眼内レンズの白内障手術では手術にかかる費用は、単焦点レンズと同じく健康保険適応となりますが、多焦点レンズ代は「別途自己負担」となります。多焦点レンズは従来よりの「2重焦点」「3重焦点」「焦点深度拡張型(EDOF)」を選択でき、いずれも国内認可された下記レンズに限られます。

パンオプティクス
パンオプティクストーリック
アルコン 3重焦点
レストア
レストアトーリック
アルコン 2重焦点
テクニス マルチフォーカル ジョンソン・エンド・ジョンソン 2重焦点
テクニス シンフォニー
テクニス シンフォニートーリック
ジョンソン・エンド・ジョンソン 焦点深度拡張型(EDOF)

多焦点眼内レンズを使用する白内障手術 -自由診療-

ファインビジョンは2011年に発売された3重焦点レンズです。遠方・近方のみならず、中間距離もハッキリと見えるため、現在欧米では「最も評価されているレンズ」で、ドクター自身が白内障手術を受けた際に、最もよく選ばれている多焦点眼内レンズです。最新のフェムトセカンドレーザーを使用した白内障手術になります。全額自己負担。

ファインビジョン
ファインビジョントーリック
PhysIOL社
ベルギー
3重焦点
ミニウェル
ミニウェルトーリック
SIFI MedTech社
イタリア
焦点深度拡張型(EDOF)

海外発注になりますのでレンズが当院に届くまで2~3週間はかかります。

既に手術で単焦点眼内レンズを入れている方へ

当院では、既に白内障手術が実施され従来の単焦点眼内レンズが挿入されている眼に、さらにもう1枚の多焦点眼内レンズAdd-Onを挿入し、遠方近方両方に焦点が合うようにできます。
詳しくはこちらのぺージをご確認ください。

追加挿入型 多焦点眼内レンズ Add-on(アドオン)

 

多焦点眼内レンズの見え方

単焦点眼内レンズの見え方

多焦点レンズの見え方

多焦点眼内レンズの見え方

多焦点眼内レンズの見え方

新しい多焦点眼内レンズは、単焦点レンズと比べ眼鏡なしで生活できる確率は高くなります。「確率が高くなる」と言うのは「理論的には眼鏡が不要となるはずですが、実際には様々な要因から、やはり眼鏡を必要とする場合がある」ということです。眼鏡をかける必要のない生活の確率が高くなる(90%以上)半面、単焦点レンズと比べ以下の不利な点が指摘されています。

多焦点眼内レンズの注意点

多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズに比べ焦点が多いなどのメリットがある反面、注意しなければいけない点もあります。

① コントラスト感度が低い。

視力は通常一定の明るさ、一定の距離、白紙上に描かれた黒い指標(強いコントラスト)で測定されます。しかし日常生活では、色々な条件下(例えば、明所、強い太陽光、暗所、薄暮、薄明、走行中の自動車等)で対象物を見ます。この様々な条件での視力を表す指標をコントラスト感度と呼びます。このコントラスト感度が、多焦点レンズでは単焦点レンズと比べ、少し低くなります。つまり、同じ視力でも単焦点レンズの方が、より鮮明に見えるということです。

② ハロー、グレアの頻度が高い。

ハロー、グレアとは一種の光の乱反射です。単焦点レンズでもまれに見られますが、多焦点レンズの方が多いといわれています。耐えられない程強い時は、眼内レンズの摘出を余儀なくされることもあります。しかし実際には慣れてきて摘出するケースはほとんどありません。

③ 乱視が強い眼では多焦点レンズの利点を生かすことができません。

白内障手術の流れ

白内障手術の流れ白内障手術の流れ白内障手術の流れ白内障手術の流れ
麻酔:点眼麻酔またはテノン嚢下(のうか)麻酔(眼の結膜下麻酔)。麻酔の時にはまれに軽い痛みを感じる人がいますが、ほとんどの方は術中痛みは全く感じません。
診察から手術終了後までの流れ

下記のページでは、診察から手術、その後の定期検診までの一般的な流れを詳細に説明しています。
治療を検討されている方は参考にしてください。

診察から手術終了後までの流れについて

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