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緑内障
サイクロG6レーザー(MP3)毛様体照射術
サイクロG6レーザー毛様体破壊術

サイクロG6レーザー(MP3)毛様体照射術

緑内障治療には、薬物療法・レーザー療法・手術療法があります。
開放隅角緑内障では、まず目薬や飲み薬(急激な眼圧上昇時は点滴)を使って眼圧を下げ、視神経に影響が及ぶのを防ぐようにします。しかし内服薬や注射薬は副作用があるために長期間にわたっては使用しにくい薬剤です。実際は点眼薬を3~4種組み合わせて使用しても十分に眼圧が下降せず、視野障害が進行している場合は手術を行います。

CYCLO G6®レーザー

治療法

図Aのように眼球の上下各150°に渡って、眼内の毛様体(図B)に特殊レーザーを数分間照射します。これによって眼内からの房水の流れを促進し、房水の産生を抑制することによって眼圧を下げる効果が期待できます。

図A
図B

合併症

合併症としては、術後早期には前房出血、虹彩炎、眼圧上昇などがあります。前房出血や虹彩炎は軽度の場合がほとんどで、安静及び抗炎症作用のある点眼により一週間以内にほとんどの場合治癒します。眼圧上昇については、レーザー照射後に強い眼圧上昇をきたす場合があります。また必要に応じて内服や点滴処置を行います。

サイクロG6レーザー毛様体破壊術

標準的な薬物療法、手術療法にて眼圧下降が得られない難治性緑内障(血管新生緑内障、手術を何度行っても眼圧下降しない緑内障、絶対緑内障など)の場合、毛様体冷凍凝固術(手術)が適応となることがありました。
サイクロG6レーザー毛様体破壊術は、レーザーで毛様体皺襞部を熱凝固することで、毛様体組織を破壊、従来の手術と比べ、周囲への侵襲が小さく、術後の疼痛が軽減されます。

治療法

図Aのように眼球の上下各150°に渡って、眼内の毛様体(図B)に特殊レーザーを数分間照射します。これによって、房水を産生する細胞を破壊して房水の産生を減少させることによって眼圧を下げる効果が期待できます。

合併症

合併症としては、術後早期には前房出血、虹彩炎、眼圧上昇、眼痛などがあります。

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