疾患・治療について疾患・治療について

※現在当院ではLASIKに代わり、ICL(眼内コンタクトレンズ)を施行しております。

近視、遠視、乱視矯正

角膜を削らない近視・乱視矯正ICL眼内コンタクトレンズ

ICL(眼内コンタクトレンズ)

ICLについて

ICL手術は虹彩と水晶体の間の後房内に眼内レンズを挿入し、近視・乱視を矯正する手術です。

折りたたんで挿入することができるため切開創も小さく、外見上の審美性も良いレンズです。

このレンズはプラスチックの一種で作られていて、生体反応をおこしません。

乱視用レンズについては眼の状況や適応などを加味した上で決定します。

ICLは両眼同時に手術することができます。

※ICL (アイシーエル:Implantable Collamer Lens)

ICL手術は認定制(ライセンス制)になっています。ICLレンズ供給会社 STAAR SURGICAL 社の認定を受けていない医師は執刀することができません。当院ではICLインストラクター(指導医)1名 ・ ICL認定医2名が在籍、執刀しております。

3分でわかる!ICL(眼内コンタクトレンズ)治療

ICL公式サイト:https://jp.discovericl.com/

ICL研究会(当院はICL研究会の会員です):https://icl-japan.net/about/

ICLのメリット

  • 眼鏡やコンタクトに依存しない生活を送れる。
  • 眼内に挿入されているのでコンタクトレンズのようなケアは不要。
  • 万が一何か不具合が生じた時には、レンズを取り外すことができる。
  • 矯正効果の安定性がよい。

ICLのデメリット

▲ 合併症のリスク

安全な手術でも必ず合併症のリスクがある。

▲ OPまで日数を要する

患者さん各々に合ったレンズをオーダーするため手術までに日数がかかる。

度数によっては数ヶ月先になることもある。

▲ 高額(価格が高い)

自由診療で高性能なレンズを使用するため高額。(しかしソフトコンタクトレンズを長期的に使用するよりもコストパフォーマンスは良い。)

レーシックと比較したときのICLのメリット・デメリット

レーシック ICL
適応範囲 強度の近視や乱視は
不適応
強度の近視や乱視でも矯正可能
手術後 一度削った角膜は戻せない レンズを取り外すことができる
見え方の質の低下 ややあり なし
UV(紫外線)カット なし あり
ドライアイへの影響 あり なし
強度近視眼に対するシミュレーション
レーシック (コントラスト感度が低下)

レーシック (コントラスト感度が低下)

ICL (コントラスト感度の低下が少ない)

ICL (コントラスト感度の低下が少ない)

手術の流れ

麻酔は点眼麻酔です。黒目と白目の境界部に3mm程度の小さな切開をします。

眼内にレンズを挿入し、虹彩のうしろで固定します。

瞳孔を収縮させる目薬を点眼して終了です。
切開創は自然に治癒するので、縫合は不要です。

ICL挿入により起こり得る合併症・リスク

眼圧上昇・緑内障

一時的に眼圧が上昇することがあります。非常に稀ですが緑内障に移行することもあります。
これはレンズに起因しているのか、元来の眼の質によるものか区別がつきません。
眼内レンズが一つの要因と考えられる場合は眼内レンズの摘出を余儀なくされることがあります。

角膜内皮細胞

角膜の内側は角膜内皮細胞という一層の細胞に覆われています。
これは年齢と共に自然に減少しますが、成人の場合通常3000個/㎟前後あります。
この内皮細胞が手術操作によって5~10%減少すると言われています。

低矯正・過矯正

一人一人の眼のデータに基づいて挿入されるレンズの度が決定されます。
しかしこれはあくまでもデータに基づいた予想値なので度が弱すぎたり、強すぎたりすることが 稀にあります。その程度が大きく具合が悪い場合は、必要であれば眼の状態が安定するのを待って、 低矯正または過矯正の程度を計算に入れて新たな度を決定し、再手術によって以前のレンズと交換します。

ハロー・グレア

暗いところで明るいライトなどを見たときに光の周りににじんだ輪が見える現象をハロー(光輪症)といい、 ギラギラと光って眩しい症状をグレアといいます。
症状の度合いや期間には個人差があり、治療数ヶ月で自然と気にならなくなることが一般的です。

ハローのイメージ

ハロー

グレアのイメージ

グレア

その他合併症・リスクに関しては適応検査・術前検査来院時にスタッフまでお尋ねください。

適応・禁忌

以下に記載の内容は判断基準の一部であり、詳細は検査・診療を受けて頂いたうえでの判断となります。

適応(適している人)

  • ・21歳以上(45歳位までが望ましい)
  • ・前房深度2.8mm以上
  • ・角膜内皮細胞密度が正常範囲内であること

禁忌(適していない人)

  • ・眼の病気がある方(白内障・緑内障・網膜疾患・角膜疾患など)
  • ・妊娠中又は授乳中の方
  • ・医師の説明を理解出来ない方
  • ・その他、全身的、眼科疾患を伴うこと等を理由として医師が不適当と判断した場合

ICLの流れ

適応検査

完全予約制 月曜日・水曜日・金曜日 10:00/11:00(所要時間 3~4時間)

※妊娠・授乳中の 方は 検査・ 手術の 予約は出来ません。

 

※お持ちいただくもの

・保険証

・適応検査代 1万円

 

来院時の注意

コンタクトレンズを外してご来院ください。

散瞳点眼剤を用いて検査を行います。
薬の作用で4~5時間、見えづらさとまぶしさを感じますので、お車・バイクでのご来院はお控え下さい。

コンタクトレンズ装用中止について

正確な検査データを得るため、一定期間コンタクトレンズの装用を中止していただく必要があります。

  • ソフトコンタクトレンズ1週間
  • ソフトコンタクトレンズ(乱視用)2週間
  • ハードコンタクトレンズ3週間

術前検査

詳細に検査を行うことにより、手術に使用するレンズの度数やサイズを決定します。

完全予約制 月曜日・水曜日・金曜日 9:30 / 10:30(所要時間 3~4時間)

 

※お持ちいただくもの

・レンズ費用 片眼 20 万円 (両眼 40 万円 / 現金払いのみ)

 

来院時の注意

度数決定のため、ピント調節を麻痺させる点眼薬を用いて検査を行います。24~48時間、見えづらさとまぶしさを感じますので、お車・バイクでのご来院はお控え下さい。

手術日(火・木)

手術時間:片眼15分~20分程

手術終了後、1時間~1.5時間の安静時間があります。
その後、眼圧測定・診察を行い、問題がなければ(保護用眼鏡をかけて)帰宅していただきます。

定期検査

手術翌日、(2~3日後)、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後、
以後は医師が指示した定期検査日に来院していただきます。
術後6ヶ月までの定期検査は手術費用に含まれております。
以後は保険診療となります。

ICLの手術費用

2023/04/01 より価格改定
※下記費用に消費税は含まれております。

ICL 両眼 片眼
手術費用新価格 乱視なし 60万円 30万円
乱視あり 70万円 35万円

※術前検査、6ヶ月までの定期検査、薬代を含む。

※適応検査代 10,000円

※保護メガネ 3,080円

 

注意事項

レンズ代金(片眼20万円・両眼40万円)をご入金いただいてから、レンズを注文します。
レンズの納期はメーカーに在庫があれば2~4週間、無い場合は数ヶ月かかる場合があります。
レンズ代金のお支払い方法は、当院窓口にて現金、または銀行振込です。

注文したレンズは返品できないため、レンズ注文後に手術をキャンセルされた場合、レンズ代のご返金は致しかねます。ご了承いただきますようお願いします。

手術翌日に、残金(手術費用からレンズ代を差し引いた金額)をお支払いいただきます。お支払い方法は、当院窓口にて現金、またはクレジットカード・電子マネーです。

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