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眼瞼痙攣
ボトックス

ボトックスとは

ボトックスは高倍率に薄めたボツリヌス菌の毒素、製剤で眼瞼周囲(眼輪筋)の皮膚下浅くに、細い注射針で数カ所注射し、眼輪筋を弱く麻痺させ、痙攣(けいれん)を取り除きます。
80%以上の方の症状を改善することができますが、効果の持続期間は3−4ヶ月なため、定期的な注射が必要となります。

眼瞼痙攣・片側顔面痙攣で、眼瞼ないしは、顔頬筋、口角筋がピクピクと動く(痙攣(けいれん)する)人に効果的です。

■当院で行うボトックス

当院では施行前に、注射の刺激を減らすため、注射部位に氷冷を行います。初回は、薬による副作用の有無を確認するため、しばらく院内で観察・待機してから帰宅していただきます。

治療のリスク

ボトックス治療は多くの方に効果のある治療ですが、注射の量が少ないとほとんど効果が出ず、多すぎると不必要な筋肉までも麻痺させてしまう等の副作用が出ます。

他にも、合併症や副作用には下記のようなものがあります。

代表的な合併症・副作用

  • 眼の閉じにくさ
    眼の乾燥が続くため、ドライアイの治療を並行して続けます。
  • 眼の開けにくさ
    こするなどして、薬が広がった場合に引き起こされます。
    涙が止まらなくなることも有りますが、治療を行うことで回復を促します。

合併症が起きた場合には適宜処置していきますが、このような合併症は仮に起きても、特に重篤かつ深刻な結果に至ることはまず考えられません。
ボトックスの効果が無くなるころに合わせ消失します。

合併症を全て把握することは不可能なためリスクは完全ではありません。

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