疾患・治療について

緑内障
トラベクロトミー(トラベクトーム)

トラベクロトミー(トラベクトーム)とは

トラベクロトミー(トラベクトーム)では、線維柱帯を切開・切除します。色々な方法がありますが、その一つにトラベクロトミー(トラベクトーム)があります。

角膜輪部に数ミリの小切開を加え、そこから特殊な手術器具を眼内に挿入します。
次いで手術用顕微鏡下に特殊なコンタクトレンズで線維柱帯を直接観察しながら、焼灼し、切開・切除します。

眼圧を下降させる効果は他の術式と比べ低めですが、合併症がはるかに少なくより安全な手術です。従って眼圧レベルを少し下げれば充分な症例に適応されます。

治療のリスク

下記のような合併症が現在までに報告されていますが、通常起きる可能性は低く、治療のメリットが上回ると判断されます。
また、他の術式に比べはるかに安全な手術とされており、重篤な合併症がほとんどないのが特徴です。

代表的な合併症

【前房出血】

最多の術後合併症で、軽微なものを含めれば必発といえます。しかし、その殆どは術後数日で自然軽快します。出血が吸収される過程で一過性に眼圧が上昇することがあります。この時は点眼薬や内服薬の追加、点滴で対応します。

【涙点の浮腫や炎症】

炎症をおさえる薬を使用することで症状を抑えます。

【一過性眼圧上昇】

術後1ヶ月間に眼圧が上昇することがあり、5~20%程度と言われています。手術翌日が最多で、術後一週間以内に生じることが殆どで、数日間で眼圧下降が認められます。

【術後感染症】

浸襲が少ないため、これまで報告されたことはありません。しかし理論的にはあり得ます。抗生物質の投与で対応することになります。

手術に起因する合併症を全て把握することは不可能なためリスクおよび併発症のリストは完全なものではありません。御不明な点がありましたら主治医にお尋ね下さい。

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